ポスタービジュアル

ポスタービジュアルは、毒気と“KAWAII”を兼ね備えた世界観が絶大な支持を集める、アートディレクターの吉田ユニが手がけた。吉田は脚本を読み、そして221Bのセットも訪れた上で、「女性らしさ」と「シャーロック・ホームズであることが伝わるもの」をビジュアルのキーポイントにしようと考えた。そしてシャーロックの世界共通のイメージであるパイプを、女性らしさの象徴である花に変換した。「お花をモチーフに、パイプやペンを描きました。そして、物語の中で発生する事件性も花を使って表現しました」(吉田)。赤いバラにした理由については、「赤というイメージカラーをヒントでいただいていたことと、可愛いだけではない美しさを象徴するのはやはり薔薇だと思ったからです」と説明する。実は吉田のこのビジュアルを受けて、ドラマ本編のなかに赤い薔薇が登場するシーンが追加されたという。吉田は、今回のように国内だけではなく、世界に向けてビジュアルを制作するときは、「キャッチコピー(言葉)がなくても伝わるもの」を意識しているという。「竹内さんと貫地谷さん演じるキャラクターが素敵だったので2人が映えるものを、と考えたら自ずとシンプルなものになりました」と吉田が言うように、2人の相反するキャラクターと美しさが際立っている。そして、華麗なる薔薇の死体たちが、このドラマの華麗で美しいだけでないドキドキするキナ臭さを演出している。